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Yoga​

  What is Yoga?

 ヨガの目的は心を鎮めることです。完全に鎮めて、あらゆる束縛から解放されること。外的刺激や、内的な煩い、肉体的制約から完全に自由になり、至福へ至ること。
 この追求がヨガの歴史です。その方法は一つではありません。古来、さまざまな道が模索されてきました。心の修練や、神への献身、学問的探求、無私の行為など、多様なヨガの道があります。そのなかにハタ・ヨガという流派があり、彼らが重きをおいたのは肉体でした。

What is Yoga?

ヨガの目的は、心を鎮めること

Hatha

​Hatha

​ Hatha means:

Hatha means:

月と太陽のバランス

 ハタ・ヨガが精錬させたのは、肉体を目覚めさせる技法です。本来の力を覚醒させること。どこまでも淀みのない流れをつくること。そのために絶対的に必要とされたのがバランスでした。彼らはそれを「太陽と月のバランス」と総括しています。例をあげると、肉体の右側・左側のバランス、男性的なもの・女性的なもののバランス、活動・静止のバランス、自分自身の内側・外の世界とのバランスなど。これらを達成するために、肉体の浄化法が体系化されました。そこにはいくつかのアーサナ、つまり今日のヨガのポーズの原型が見られます。

Flow

Flow

​ Flow is

 20世紀に入り、ヨガは大きく変革を遂げます。簡潔に言うと、運動法としての発展、安易な商品化です。
 現代ヨガが立脚しているのはハタ・ヨガのアーサナです。それらは静的な性格を有していました。一つのポーズを長い時間とる。右、左と、交互に繰り返す。そこへ導入されたのが、サンスクリット語でヴィンヤサ、英語に直すとFlowという概念です。呼吸に合わせて動く。いくつかのポーズをダイナミックに連動させる。比較的速いペースで、負荷の高いポーズを重ねていく。静に対して、動のイメージです。そこには格段の自由があります。筋力や肺活量が増し、新陳代謝が活性化されます。ダンスしているような、翼が生えたような解放感があり、ヨガマットというスペースの限界を感じさせません。パワーヨガ、ホットヨガ、アシュタンガヨガなど、我々の知るヨガのほとんどがこの範疇に入ります。

Flow is:

流れるような動き

 しかし弊害も生まれました。ヨガがオリンピックの種目みたいなものに化したということです。きつければきついほどいい、速ければ速いほどいい。これは誤りです。何事も過剰はよくありません。靭帯をのばしすぎると断裂しますし、不用意な前屈を連発すると腰椎が損傷します。痛みを無視してさらに強度をあげるなど論外です。「月と太陽のバランス」からいうと、太陽が一日のうち23時間照っている状態です。これでは大地は干上がってしまいます。

 ヨガには「自己規律」とともに、「充足」という価値観があります。これら対立する概念を同時に働かせることが、すぐれたヨギである証です。自己規律を磨き上げ、美しい一点で踏みとどまること。決してやりすぎないこと。ヨガはスポーツではなく、内面的な希求です。そこにはゴールはありません。勝ち負けはなく、他人と比較する必要すらありません。競争意識は本来あってはならないものです。それは優越感、あるいは劣等感に結びついてしまいます。いずれも矮小なエゴに過ぎません。そういった感情からは自由になるべきです。

Yoga is also:

そこに勝ち負けはない

招き猫

 肉体の偏重、精神の欠落という問題は、安易な商品化の産物でもあります。一般的にヨガのイメージというと、「バレリーナみたいなポーズをとるスリムなお姉さん」ではないでしょうか。こういったイメージは中身のないショウみたいなものです。華美なポーズなど虚飾にすぎません。もともと柔軟性の高いひとはいます。彼女たちが生まれながらにしてヨガの真髄をきわめているのでしょうか。いいえ、決して。柔軟性の有無は、ヨガの本質とはまったく関係がありません。ヨガとは深く清らかな知識であり、内面的な、厳しい道のりです。外面的な華やかさには無関心であるべきです。精神性を希求しないところにヨガはありません。ほかはすべてまがい物です。摘みたてのイチゴと、かき氷のイチゴシロップくらいの違いがあります。

Hatha Flow
Hatha + Flow

Hatha Flow

 for you:

Hatha Flow is:

知識に命を与える

 ヨガに関する諸問題は、輝かしい知性の持ち主たちが何世紀にもわたって熟考してきました。我々はヨガという血統の末端に位置しており、先人の業績に負っているという事実を忘れてはいけません。しかし同時に、楽譜に生命を与えるのは演奏家の手にかかっています。我々の介在がないかぎり、偉大な知識もまた埃をかぶった古臭い学問に過ぎません。ヨガが存在するのは常に今この瞬間です。毎回、熱い息吹を吹き込むのが新たな世代の使命になります。研ぎ澄まされた集中力と、圧倒的な精力でもってそれに臨まねばなりません。

現代に適したかたち

 言い換えれば、ヨガに今日的な意義を見出すということです。かつては戦乱や疫病、飢饉が背後に迫っていました。そこでは死や暴力をまともに見据え、達観せねばなりません。現代の危険は別種のものです。運動能力の低下であり、カロリー過剰であり、無気力や倦怠感であり、ストレスに起因する疾患です。これらもまた緩慢なかたちの暴力にほかならず、精神の安寧を脆弱なものにしていきます。

Hatha Flow is:

現代に適したかたち

肉体からの自由
Hatha Flow is:

肉体の制約から自由になる

 まずは肉体のバランスを回復せねばなりません。それは体を軽くしていくプロセスです。苦痛、すなわち重荷という状態から解放され、肉体の制約から自由になること。心を飛翔させる素地を作ること。たとえばマッサージや鍼治療を受けたあと、肉体が軽くなる感覚を抱くはずです。若返ったような、心まで浮き立つような。しかし受動的な施術の場合、一過性の状態にとどまり、翌朝にはもとに戻ってしまいます。本当に治すには、自身で能動的に努力するしかありません。筋力をつけたり、生活習慣を見直したり。あるいは消化器系を活性化させ、内側から新陳代謝を促進させたり。これには時間がかかるかもしれません。また汗もかかねばならないでしょう。しかし効果は長期的に持続します。報酬は無限です。意のままに四肢を操る。自分の体を自分のものとする。瑞々しい感覚を取り戻していく。つまり自信を取り戻すということで、これこそ本来あるべき姿です。子どものころに戻るような。

気持ちいい?

 別に難しいことをするわけではありません。正しさの基準とは、気持ちいいと感じることです。これは個人的な世界です。誰しも自分なりのポイントを持っています。手を抜いてはいけませんが、チャレンジしすぎてもいけません。自らの幅や奥行きを探っていただきたいと思います。急ぐ必要はありません。「できる範囲でやる」というのが合言葉です。無理しないでください。ヨガは競争ではないという観念を思い出す必要があります。それは内面的な探求です。体の各部に注意をこらし、声を聴き、問いをかえす。自分自身と対話していく。

Hatha Flow is:

気持ちいい?

物語を聴く
Hatha Flow is:

物語を聴くような

 いろんなポーズがあります。また、いろんなつなぎ方があります。完璧な流れを提示したいと考えています。自然で、流麗で、いつしか別の高みへ運ばれているような。音符がいくつか連なると音楽になります。言葉の美しい配列は詩になります。ヨガもまた芸術の形式となり得ます。序があり、それが拡大する展開部があり、主題が見えてくる。あとはクライマックスに向けて強度が高まり、パズルの最後のピースがはまるような完成形へ至る。エピローグでは深い余韻を残す。毎回違う物語が育ちます。いい物語もあれば、欠陥だらけの物語もあるかもしれません。しかしその場で物語が生み出される緊張感を味わってほしいと思います。これはみなさんとの共同作業です。毎回違うメンバーが集まり、相互作用があるわけですから。誰もが心を安らかにできる空間であることを願います。各々に配慮が行き届き、守られていると感じること、これがなければ悪しき物語と言わざるを得ません。

散漫な心の静止

 現在この瞬間への集中が求められます。だからこそ、ほかのスポーツと違って、肉体を動かすことが自己探求の場と化すのです。うまくいけば別の時間の流れへ入れるでしょう。これは瞑想状態と言えます。そこでは散漫なものが静止する。心が澄んだ湖面のようになる。これこそヨガです。

Hatha Flow is:

散漫な心が静止する

料金
石垣島招き猫くん

料金:
 当面のあいだ、ビーチヨガのみの営業となります。お一人様2000円です。2名様以上でのご予約をお願いします。
 

​ご予約:
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石垣島招き猫くんの愛
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